小説「天地明察」を読んでみました！

みなさんは「天地明察」という作品をご存知ですか。
2012年には人気俳優と女優のタッグで映画化されているのでその名を聞いたことがあるという方は多いことでしょう。
ただその映画作品を見たときには少し消化不良な印象を受けました。
一番気になったのは小説を映画化した際にありがちな作品を通して感じる説明不足感。
特に上司や仲間がなぜ主人公にあれほど協力的なのかがぴんと来ないのでなんだか終始腑に落ちない気持ちで観終わってしまったので少し無念な気持ちが残っていました。
一方で「天地明察」に出てくる登場人物は基本的に良い人ばかりな点には大きな魅力と感じました。
全員良い人、という表現をしてしまうとなんだか魅力的な作品に思えないかもしれませんが人に恵まれている人間関係の悩みのない世界は大好きなためです。
現実でそのような環境を得ることはなかなか難しいのでフィクションの世界でくらいではそんな夢をみたいという思いが出ての結果かもしれません。
そこで基本的には惹かれたこの作品の本当の魅力を知るべく小説版の「天地明察」をこの前の休み一気に読んでみました。
消化不良に感じていたバックグラウンドへの納得感もえることができて読んでみて良かったです。
個人的な好みももちろんあるところですし映画としての映像のきれいさは魅力的ですが「天地明察」を楽しむなら小説が断然おすすめです。